階段の端っこに立っていると視線を感じた。幼い男の子が僕のことをじっと見ているのだった。階段の手摺の向こう側に立って、しっかりと手摺を掴んでいる。外国人を見かけるのはあまりないことなのかもしれない。
階段を登っていたのに、僕がいるのに気が付いて途中で止まってしまったようだ。そして、僕のことを見据え始めてしまった。なんだか僕に心奪われてしまったかのようだった。カメラを向けても、男の子は動かなかった。そして、じっと僕を見据え続けていた。
No
9170
撮影年月
2010年7月
投稿日
2015年04月10日
撮影場所
トゥストラ・グティエレス / メキシコ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM