マラッカにはオランダ広場という観光名所がある。その名が示す通り、オランダ統治時代の建造物が残っている観光名所だ。海上交通上の要衝であるこの都市は歴史上様々な国の支配を受けていて、オランダがここを支配していた時期もある。
もともとは14世紀に建国されたマラッカ王国の領土だったのが、ポルトガルに支配され、オランダに支配され、イギリスに支配され、第二次世界大戦中は日本軍に占領され、戦後はマラヤ連邦を経てマレーシアの領土になっているのだ。
観光地に観光客目当てで商売している人が多いのはどこの国でも同じで、ここオランダ広場近くでも大勢の人が観光客目当ての商売をしていた。写真の帽子をかびった青年もそのひとり。青年はトライショーと呼ばれる自転車タクシーで観光客を町案内するのを商売にしていたのだった。サドルにまたがった青年にカメラを向けると、挑むような視線を返してきた。青年のトライショーは花で飾り立てられていた。観光地らしさを醸し出す演出なのだろう。
2009年4月 マレーシア 人びと | |
サイクルリクシャー 縁のある帽子 マラッカ リクシャワラー トライショー 青年 |
No
2699
撮影年月
2009年1月
投稿日
2009年04月19日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
マラッカ / マレーシア
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM