狭い路地は高い壁に挟まれていた。結構高い壁のため、日中であっても陽射しが届かない場所もしばしばある。この辺りもそうだった。そんな路地を歩いていると、前をひとりの男が歩いていた。
旧市街の路地は侵入者を意図しているのかいないのか、迷路のように曲がりくねっている。そのため、先を歩いている人影がいつの間にかに見えなくなってしまうことも多い。前を歩いていた人影を追いかけて路地の先に進んでみたものの、曲がり角の先に辿り着いた時には、すでに姿は消え去っていた。それはもう魔法のように消えていたのだった。
2014年10月 町角 モロッコ | |
路地 薄暗さ フェズ 人影 迷路 |
No
8858
撮影年月
2010年1月
投稿日
2014年10月27日
更新日
2023年10月03日
撮影場所
フェズ / モロッコ
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM