地元の人向けの市場をウロウロしていたら、この男の子と行き会った。気怠そうに働いていた男の子は僕に気がつくと、動かしていた手を止めて僕に目を向けたのだった。こちらに向けたおでこにはティラカと呼ばれる赤い線が描かれていた。これは男の子がヒンドゥー教のヴィシュヌ派に属していることを意味している。仕事には熱心ではないようだったけれど、敬虔な信徒なのかもしれない。
この男の子は炭を売っているのだった。ハンマーで炭を砕いて、大きさを揃えているところのようだった。町を歩いていると、このような炭を売る店を見かけるから、まだまだ炭を煮炊きに用いる家庭が多いのだろう。中には今でも燃料として牛の糞を用いている人もいるようだけれど。
2012年4月 インド 人びと | |
男の子 石炭 マルダ ティラカ |
No
6329
撮影年月
2011年7月
投稿日
2012年04月09日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
マルダ / インド
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
OLYMPUS PEN E-P2
レンズ
M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42MM