旧市街の路地を歩いていて道端に子犬がいるのに気がついた。よく見てみると子犬は柘榴を齧っている。あまりにも夢中になって齧っていたので、僕には一瞥もくれない。近づいてカメラを構えても、知らん振りだ。僕の相手をするつもりは微塵もないようだ。
写真を撮られることは、この子犬にとっては取るに足らない瑣末なことなのだろう。それと比べて、空腹は生き死に関わる重大な問題だ。僕は子犬が美味しそうに齧っているのを、しばらく眺めていた。
2014年11月 動物 モロッコ | |
犬 果物 ザクロ セフルー |
No
8902
撮影年月
2010年1月
投稿日
2014年11月18日
更新日
2023年10月03日
撮影場所
セフルー / モロッコ
ジャンル
動物写真
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM