御嶽には木々が茂っていた。ちなみに「斎場」と書いて「せーふぁ」と読む。最高位という意味らしい。ここは文字通り琉球王国で最も神聖な御嶽だった場所だ。かつては一般人は足を踏み入れることを許されなかったという。そのせいか、今でも御嶽の雰囲気は荘厳な気がする。生い茂った木々の中で人知の及ばぬものが蠢いていても、何ら不思議ではない気がするのだ。
御嶽を歩き回っていると、茂みの中の道の先を白い日傘を持った女性が歩いていた。女性の姿はすぐに見えなくなってしまう。すると、その女性の気配までもがどこにも無くなってしまった。本当に傘を差した女性の姿を見たのかどうか、分からなくなってしまった。
2007年8月 自然 沖縄 | |
日傘 傘 木立 世界遺産 |
No
1028
撮影年月
2007年6月
投稿日
2007年08月18日
更新日
2024年07月01日
撮影場所
南城 / 沖縄
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
CANON EOS 1V