おかず横丁はその名が示す通り、お惣菜を売る小さな店が軒を連ねている商店街だ。かといって、名前に惹かれてやって来ると拍子抜けしてしまうかもしれない。商店街に足を踏み入れた第一印象は至って普通の商店街だということだ。お惣菜を売る店は確かにあるけれど、それほど多い訳ではないし、ここにわざわざやって来ないくても買えるようなものばかりが売られている。東京の観光公式サイトにも取り上げられているけれど、それほど観光に適しているとは思えないのが正直なところだ。そもそもおかずを買いに家から遠いところに足を運ぶ人はどれくらいいるのだろう。
そんな商店街を歩いていると、1軒の佃煮屋を見つけた。昔ながらの佃煮屋だった。窓際には大きな器が並べられていて、売り物の佃煮が展示されている。このような佃煮屋はあまり見掛けない。佃煮といえばスーパーマーケットでパック詰めされているものばかりだ。このような風情のあるお店があるならば、ここまでわざわざやって来る価値はありそうだ。でも、問題なのはこのようなお店は商店街に殆どないことだった。
2017年8月 食べ物 東京 | |
デリカテッセン 鳥越 窓 |
No
10240
撮影年月
2017年1月
投稿日
2017年08月08日
更新日
2023年09月09日
撮影場所
鳥越 / 東京
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R II
レンズ
SONNAR T* FE 55MM F1.8 ZA