ヤンゴン(ミャンマー)
市場のお店の中で白いあごヒゲを生やした老人が新聞を読んでいた
お店は小さいので、商売道具はどれも女主人があぐらをかいたまま手に取れるように配置されていた
食肉市場ではないのだれど、肉屋の数が多い気がする市場だった
天秤棒を担ぐ行商人は場所に縛られずに商売できるのだ
露天市の端っこに立つ女性は葡萄が山盛りになったトレイを首から下げていた
ダラ(ミャンマー)
出口付近の通路は人通りが多いとはいえ、商売するのに適した場所とは思えなかった
客が来るのを待っていたら、やって来たのは見たことのない外国からの旅人で、女性は取り澄ましたような顔で遠くの方を眺めていた
卵を売る女性が卵のようなイラストの描かれたシャツを着ていた
サラーナムローン市場(バンコク)
トンブリー駅の前にある市場は比較的大きい
閑散とした市場の一角で、女性が大きな鍋で唐辛子を炒めていた
トンブリー駅(バンコク)
2016年の世界保健機関の統計によると、タイでは男性の喫煙率は41.4%で女性の喫煙率は2.3%となっている
メークロン線路市場(タイ)
列車が走り去るやいなや、じっと列車をやり過ごしていた人びとが動き出し、線路は再び市場になった
列車が近づいて来ても動じない男
メークロン線路市場に列車が入ってきて沸き立つ観光客とは裏腹に、商店主はうんざりした顔をしていた
くわえタバコで働くような人も見かけることは少なくなってしまうに違いない
メークロン線路市場の真中には、今でも使われている現役の線路が走っている
線路のすぐ両脇にお店が開かれていて、買い物客が線路の上を行き来していた
メークロン(タイ)
食堂でもなく、屋台でもないのに店頭にプラスチック製の椅子が置かれているお店があった
一日4往復しかしないので、メークロン線路市場に列車はなかなかやって来ない
メークロンにある線路市場で足元に目を落とすと、しっかりとレールが走っていた
市場の真中に細長く伸びる線路は今でも現役の線路で、本数は少ないとはいえ、今でも一日に何度か列車が走り抜ける
メークロン駅近くの線路は、今でも思い出したように列車が通る現役の線路であると同時に生鮮食品などが売られている市場でもある
線路の上には幌が出ていて、足元にバラストがなければ普通の市場と変わらない
パーククローン花市場(バンコク)
パーククローン花市場という名前になっているけれど、青果を扱っている店の方が多いような気がする
男たちはバケツリレーの要領で、玉葱の入った袋を運んでいた
仏前にバナナの葉を並べるのは日本人には違和感を感じるけれど、バンコクの寺院に赴くと大量のバナナが奉納されている
一般消費者がいない区画は、荷を搬入してきたトラックがいない限りはとても穏やかな空気に包まれていた
ランブータンが普通に売られているのを見ると南国にやって来たのだと実感する
クロントゥーイ市場(バンコク)
大きな鳥籠に入れられている鶏は観賞用でもペットでもなく、食用だ
タイの肥満率は世界でも低い方で、WHOの調査によると肥満率は8.5%で189カ国中135位だ
バナナが果物なのか野菜なのかは意見が別れるところだけれど、少なくとも蕾は野菜なのだろう
クロントゥーイ市場に通路の真ん中に置かれたかごは市場で働くクーリエが荷を入れて運ぶものだ
男は大きな籠に脚を突っ込んで客が来るのを待っていた
帽子をかぶって目立つオレンジ色のベストを着ている人たちはゴミの清掃人ではなく、クーリエだ
唐辛子が伝来するまでは、タイでは胡椒を今の唐辛子のように用いていたらしい
タイは長い海岸線を持つ国であるものの、近海漁業が発達していないのだという
プラーニンと呼ばれる魚はタイでは一般的な魚で、「プラー」は魚を意味し、「ニン」は日本の天皇のことを差しているのだという
テーブルが捌かれたばかりの新鮮な肉で埋め尽くされていたけれど、あまり蝿がいなかった
タイの食堂のテーブルには必ずプリック・ポンと呼ばれる粉唐辛子の瓶が置かれている
サムパッタウォン区(バンコク)
お世辞にも綺麗とは言えない市場の一角で猫と対峙した
こども
魚
門
乗客
モスク
駅