苔生した隆泉苑の中にポツンと石灯籠が立っていた
佐野美術館から三島駅に戻るのにローカル線に乗ることにした。美術館の最寄り駅である三島田町駅から伊豆箱根鉄道駿豆線に乗れば、三島駅まではあっという間だ。何よりローカル電車に乗るのは楽しい。ここでも東京ではすっかり目にしなくなった紙の切符を購入する羽目になり、僕の旅心は高まった。
日本国内でも楽しいのだから、海外で乗る電車はもっと特別感があって楽しい。ちょっと思い返しただけでいくつも記憶が蘇る。エジプトでは空いてる席を確保するために乗客が我先にと車窓から入ってきたこともあるし、ブルガリアでは夜中の1時に目的地ではないところに向かう列車に自分が乗っているのに気がついたこともあるし、中国では待合室で列車を待っていたら電光掲示板に漢字で黄河洪水と表示されて、なすすべなくチェックアウトしたホテルにまた戻ったこともある。
よくよく考えると、印象に残っているのは楽しかったことというより、日本の常識が通じなかったり、日本ではありえないことに巻き込まれたというトラブル絡みばかりだ。
| 2024年1月 静岡 乗り物 | |
| 車窓 三島 反射 駅 列車 |
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PHOTO DATA
No
12556
撮影年月
2023年6月
投稿日
2024年01月20日
撮影場所
三島 / 静岡
ジャンル
ストリート・フォトグラフィー
カメラ
SONY ALPHA 7R V
レンズ
ZEISS BATIS 2/40 CF
