口髭の男が天秤はかりの釣紐の横に立っていた
コロンボの中心部にあるペター地区は問屋街だった。通りにびっしりと問屋が並んでいて、トラックが商品を運び込んでいた。僕がちょうど通りかかったのは香辛料を扱う問屋だった。
この時はトラックもやって来ておらず、納入する商品もなく客もいなかった。店頭には気怠い雰囲気が漂っていた。写真の口ひげをはやした男はその香辛料問屋で働いていたひとりだ。眉間にビンディーをつけているので、仏教徒の多いスリランカでは少数派のヒンドゥー教徒のようだ。男の横に見える鎖は、大きな天秤はかりのもの。この問屋では重さを量るのに今でも昔ながらの天秤はかりを使用しているのだった。
| 2008年6月 人びと スリランカ | |
| 腕 ビンディ チェーン コロンボ 白髪 口髭 香辛料 |
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PHOTO DATA
No
1730
撮影年月
2008年3月
投稿日
2008年06月12日
更新日
2024年01月05日
撮影場所
コロンボ / スリランカ
ジャンル
ポートレイト写真
カメラ
CANON EOS 1V
レンズ
EF85MM F1.2L II USM
