台南駅の改札から出てきたカップルが、立ち止まって地図を見ていた

台北から新幹線に乗って台南へとやって来た。台湾の新幹線は日本の協力で敷かれただけあって、車内の様子などは日本の新幹線と大差ない。あまり旅情を感じられなくて残念に思うくらいだ。ホテルにチェックインすると、早速町へと繰り出した。ここは観光に力を入れている。駅に観光案内所があるというので、とりあえずそこに向かうことにしたのだった。観光案内所は大勢の人で賑わっていた。

多くの旅行者が台湾島で一番歴史のあるこの町を訪れるのだろう。台南駅にある案内所には様々な種類の地図が用意されている。これだけ種類が多いと、初めて訪れた人にはどの地図を貰えばいいのかよく分からない。写真のカップルも列車でやって来たばかりの観光客だった。手には観光案内所で貰ってであろう地図が見える。やはりどれを見ればいいのかよく分からないようだ。二人ともそれぞれ地図をにらめっこしている。数多ある地図の種類に惑わされているに違いない。

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